ダイコン・センチュウ
被 害
キタネグサレセンチュウによる被害
キタネグサレセンチュウの幼虫
(体長:1mm未満)
発 生 生 態
ア.種 類
イ.発生消長
ウ.発生しやすい条件
○地温24〜25℃
○有機質肥料を利用しないで、化学肥料に頼り過ぎると発生しやすい。
○ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの連作。
発生予察方法
ア.調査時期・場所
収穫調整時・ダイコン収穫調整場所
イ.調 査 方 法
○手順
ほ場ごとにキタネグサレセンチュウによる被害をみる。
調査結果の診断と防除
防除方法
ア.発生調査に基づく防除法
○防除と診断されたら
は種前に土壌消毒を行う。
土壌消毒を行わない場合は、は種前に粒剤などを地表面に散布し、混和する。
使用する農薬については地区の防除暦や県作成の主要農作物病害虫防除暦等を参考にする。なお、農薬の登録情報は刻々と変わるので注意が必要。最新の情報は農林水産省ホームページより確認できる。
イ.予防防除及び耕種的防除法
(ア) 対抗植物 (センチュウの密度を積極的に低下させる植物 )
ヘイオーツ、マリーゴールドを栽培し鋤込む。
(イ) 輪作
キタネグサレセンチュウの寄生しにくい作物(サトイモ、サツマイモ、アスパラガス、ラッカセイ)と輪作する。
(ウ)有機物施用
完熟堆肥 :3〜4 t/10aを作付け前に鋤込む。
鶏糞 :生1〜2 t/10a、乾燥 ・発酵0.5〜1t/10aを収穫後鋤込む。