シ バ
葉腐病(ラージパッチ)

被害及び病微

葉腐病の被害(進行型パッチ) 葉腐病の被害(停滞型パッチ)
葉腐病の被害株(抜けやすい)

発生生態

    ア 発生消長

    イ 伝 染 源

     ○被害植物にできた微小菌核および菌糸が茎の節部分に生息し、土壌中で越年し、翌年これから土壌伝染する。
     ○その他に罹病残渣による人為的、機械的な伝搬もする。

    ウ 発生しやすい条件

     ○排水路付近、および水の停滞する場所で発生が多い。特に、有機質残渣の蓄積した過湿シバでは多発する。
     ○前年度発生した場所、およびサッチ除去、シバの刈り込み、シバの張替作業などでシバが損傷すると発病しやすくなる。

発生予察方法

    ア 初発生の確認

     (ア) はじめ罹病部は緑色を残したまま、灰白色水浸状となる。被外部の周り、および上位の茎葉は赤褐色から茶褐色になる(進行型パッチ)。雨上がりには茎葉の光沢が
        失われ、萎凋している。茎葉は地際部分から抜けやすくなる。
     (イ) 被害部分は直径1〜3mの円形状のパッチとなることが多い。パッチが融合して直径10mにも及ぶことがある。
     (ウ) パッチの内部は裸地化することが多い(停滞型パッチ)。

調査結果の診断と防除

防除方法

  防除が必要とされたら、薬剤防除を行う。使用薬剤については各地区の防除暦や県作成の主要農作物病害虫防除暦等を参考にする。
  なお、農薬の登録情報は刻々と変わるので注意が必要。最新の登録情報は農林水産省ホームページより確認できる。
 

  予防防除及び耕種防除

   (ア) 過湿を避け、土壌の通気性を良くする。
   (イ)  目土の多用を避け、サッチを除去する。
   (ウ) 窒素の多用を避ける。
   (エ) 芝刈り機等の管理機は発病地から他の場所に移動する際、高水圧による洗浄を徹底する。
   (オ) 薬剤の使用を減らした予防防除を行う。
      ○前期に発病した場所は、発病前に1回予防散布し、発病を未然に防ぐ。
      ○発病前に散布する際には、薬液に固着性展着剤を添加して散布する。