スイカ・菌核病
被害及び病徴
茎葉の症状
幼果の症状
発 生 生 態
ア.発生消長(トンネル早熟栽培)
イ.伝 染 源
被害植物にできた菌が土壌中で越年し、翌年これから胞子が飛散して伝染する。
ウ.発生しやすい条件
○前作で菌核病の発生した畑。
○気温が15〜20℃、湿度95〜100%で発病しやすい。特に、4〜5月が低温で雨の多い時に多発する。
発生予察方法
ア.調査時期・場所
(ア)交配前後
花弁のしおれ、水浸状症状の有無
(イ)果実肥大期
幼果の水浸状症状、白色かびの有無
調査結果の診断と防除
防除方法
防除が必要と診断されたら、薬剤による防除を行う。使用薬剤については、地区の防除暦や県作成の主要農作物病害虫防除暦等を参考にする。なお、農薬の登録情報は刻々と変わるので注意が必要。最新の登録情報は、農林水産省ホームページより確認できる。
予防防除及び耕種的簿除
(ア) ハウス内を夏季に灌水状態として菌核を腐敗させる。または、灌水後ポリでマルチングし、ハウスを夏季の約1ヶ月間密閉して太陽熱による土壌消毒を行う。
(イ) 定植後はハウス内全面にポリでマルチングし、ハウスの換気を励行し、ハウス内の湿度低下を図る。