スイカ・つる枯病
被 害 及 び 病 徴
茎葉の症状
果実の症状
褐色の症状部分の小黒点(柄子殻)
発 生 生 態
ア.発生消長(トンネル早熟栽培)
イ.伝 染 源
病原菌が被害植物とともに土壌中で越冬し、翌年これから胞子が飛散して伝染する。
ウ.発生しやすい条件
○連作畑。
○気温が24℃前後、6月下旬以降に降雨が続くとき。
○株元、茎葉が茂りあって風通しが悪くなっているところで発生が早い。
○アブラムシ類の発生で被害が助長される。
○苗床では灌水過剰などから過湿条件となると発生しやすい。接木後に発生しやすい。
発生予察方法及び調査結果の診断
ア.調査時期・場所
苗床、本圃定植後、交配期、果実肥大期のそれぞれの時期に調査する。
調査結果の診断と防除
防除方法
防除が必要とされたら薬剤防除を行う。使用薬剤については地区の防除暦や県作成の主要農作物病害虫防除暦等を参考とする。なお、農薬の登録情報は、刻々と変わるので注意すること。最新の登録情報は、農林水産省ホームページより確認できる。
予防防除及び耕種的簿除
(ア)床土の土壌消毒
(イ)苗床での高温、多湿を避ける。
(ウ)灌水が地際にかからないように灌水チューブの設置位置に配慮する。
(エ)ハウスやトンネル内の換気を励行し、多湿を防ぐ。