水稲のいもち病は、小雨で風が弱く、葉面の濡れ時間が長いと感染しやすくなります。
BLASTAMは、気象庁のアメダスデータを用いて、葉面の湿潤時間を計算し、いもち病(葉いもち)の感染しやすい条件を推定するシステムです。
もっとも感染に好適な条件になった日は●で表示し、1〜4の数字はそれに近い条件(準好適条件日)となり、それぞれ以下のような基準になっています。
※ 準好適条件の1〜4については、条件を区分した整理番号であり、感染しやすい条件の順序ではありません。
●:好適条件 | 湿潤時間中の平均気温が15〜25℃であり、湿潤時間が十分で、当日を含めてその日以前5日間の日平均気温が20〜25℃の範囲内 |
1:準好適条件 | 湿潤時間は10時間以上だが、前5日間の平均気温が20℃未満 |
2:準好適条件 | 湿潤時間は10時間以上だが、前5日間の平均気温が25℃以上 |
3:準好適条件 | 湿潤時間は10時間以上だが、湿潤時間中の平均気温が15〜25℃の範囲外 |
4:準好適条件 | 湿潤時間が湿潤時間中の平均気温ごとに必要な時間数よりも短い |
− | 好適条件なし |
? | 判定不能 |
好適条件が初めて出現した日から7日後が初発する時期と推定されます。
また好適日が連続するとき(●●)は多発条件となるので、注意が必要です。