植物防疫ニュース (速報 No.1)
平成15年4月17日
麦類赤かび病の防除を徹底しよう
栃木県農業環境指導センター
麦類の茎立ち期は平年に比べ7日程度遅れました。今後、出穂期も平年より遅れることが予想されています。赤かび病の防除は麦の生育に合わせて、適期に防除をしましょう。
赤かび病は出穂期以降に気温が高く、降雨が多いと発生が多くなります。今年は出穂期が遅れることで、感染に適した条件になる可能性が高いと予想されます。
なお、赤かび病菌は人畜に有害な物質(マイコトキシン)を生成することから、農産物検査が厳しくなりました。赤かびによる被害粒が混入すると出荷できなくなってしまいますので、防除を行うことが良品質麦生産の条件です。
防 除 対 策
1 下記のいずれかの薬剤で防除を行う。
2 赤かび病菌は開花盛期〜乳熟期がもっとも感染しやすくなるので、出穂期から穂揃期の防除を徹底する。
3 不良天候が続き多発生のおそれがある場合は7〜10日後に2回目の薬剤散布を行う。
☆ 麦類赤かび病の防除薬剤
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薬 剤 名 |
希釈倍率等 |
適正使用基準 |
備 考 |
トップジンM水和剤
石灰硫黄合剤
サルファーゾル
トリフミン水和剤
チルト乳剤25 (小麦)
ストロビーフロアブル
トップジンM粉剤
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1000〜1500倍
50〜 60倍
400倍
1000〜2000倍
1000〜2000倍
2000〜3000倍
4kg/10a
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14日前/3回以内
− / −
− /5回以内
14日前/3回以内
14日前/5回以内
14日前/3回以内
14日前/2回以内
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EBI剤
EBI剤
※
※
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*EBI剤や※剤は耐性菌防止のため、連用を避ける。
*無人ヘリ散布ではトップジンMゾルが使用できる。
島島島 詳しくは、農業環境指導センターまでお問い合わせください。島島島
п@028−626−3086
http://www.jppn.ne.jp/tochigi/