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植物防疫ニュース(速報NO.5) 平成16年2月26日
栃木県農業環境指導センター
いちごでオンシツコナジラミ、ハダニ類が増えています。
2月中旬の巡回調査で、いちごのオンシツコナジラミ、ハダニ類の発生が目立ってきました。
オンシツコナジラミ、ハダニ類の発生株率、発生ほ場率は平年値(過去10年の平均値)を大き
く上回っています(表1)。気象予報によれば、3月の気温は平年並か高いと予想されており、
発生にやや好適な条件なため、今後さらに多くなる恐れがあるので適切な防除を行いましょう。
表1 いちごの巡回調査結果(2月16,17日)
|
発生株率(%) |
発生ほ場率(%) |
オンシツコナジラミ |
23.9(8.6) |
81.5(44.3) |
ハダニ類 |
9.4(6.3) |
43.2(23.7) |
( )内は平年値(過去10年の平均値)を示す。
調査は県内81ほ場で実施。
刀@刀@刀@刀@防 除 対 策 刀@刀@刀@
1)ハウス内外及び周辺の雑草や、葉かきした葉などをハウスの外で処分する。
2)農薬は使用基準を守る。
3)薬剤を散布する場合は、葉裏にも薬剤が十分にかかるようにていねいに散布する。
4)ハダニ類の発生が初期段階のほ場では、スポット散布も効果的である。
5)ハダニ類は薬剤抵抗性がつきやすいので、同一系統の薬剤の連用は避け、ローテー
ション散布を行う。
6)オンシツコナジラミは発生量が多くなると、すす病が発生しやすくなるのでハウス
内が高温多湿にならないように換気をする。また、黄色粘着板を設置し、発生密度に
注意する。
島島島刀@詳しくは、農業環境指導センターまでお問い合わせください。 島島島
TEL 028−626−3086