植物防疫ニュース(速報 No.6) |
平成21年8月21日
栃木県農業環境指導センター |
ハスモンヨトウの発生に注意しましょう(県中南部) |
|
8月第3半旬、ハスモンヨトウ雄成虫のフェロモントラップによる誘殺数は、県内4地点ともに平年より多い結果でした(図)。特に小山市では、7月以降急速に増加しています。
また、8月中旬に県内15地点(30ほ場)の大豆ほ場で見取り調査を行った結果、ハスモンヨトウは、平年よりやや多い23.3%のほ場で確認されました(平年値の約1.6倍)。
向こう1カ月の降水量は少ない見込みで、ハスモンヨトウの増殖に好適な条件となっています。これからも引き続き、ハスモンヨトウの発生に注意してください。 |
図 フェロモントラップによるハスモンヨトウ雄成虫の誘殺消長
防除対策 |
|
・ |
ほ場をよく観察して早期発見に努め、卵塊や分散前の幼虫は寄生葉とともに摘み取り、土中に埋める。 |
|
・ |
施設栽培では、開口部に寒冷紗等を張って侵入を防ぐ。周囲にハスモンヨトウが多発したほ場がある場合、飛来が多くなるので必ず侵入防止対策をとる。 |
|
・ |
雑草にも生息しているため、ほ場周辺の除草を行う。 |
|
・ |
幼虫の齢期が進むと薬剤の効果が低下するため、薬剤防除を行う場合には、若齢幼虫が集団でいるうちに散布する。 |
詳しくは農業環境指導センター(http://www.jppn.ne.jp/tochigi/ )までお問い合わせください。
Tel(028)626-3086 Fax(028)626-3012 |
|