青枯病  Ralstonia solanacearum

1.生  態

 (ナス青枯病の項参照

2.防除のねらい

発病の恐れがある圃場では栽培を避ける、やむをえず栽培する場合は土壌消毒を行う。
抵抗性台木のカップルT、ジョイント、がんばる根、ツエーゼ、影武者、新メイトなどに接木栽培すると発生が少なくなる。ただし、青枯病菌は病原性の異なる5つの菌群があり、抵抗性台木でも侵される場合があるので、他の耕種的防除法も併せて実施する。

3.防 除 法

 ○耕種的防除
(1) 抵抗性台木に接木栽培する。
(トマト、ナスの主要品種の病害虫抵抗性の項参照)
(2) 健全な床土で育苗し、無病土に栽培する。
(3) 連作を避ける。
(4) 発病圃場は3年程度水田化する。
(5) 被害株は除去、焼却する。
(6) 発病株に触れた手で健全株に触れないようにする。
  発病株に触れたら石鹸でよく洗う。
(7) 移植後に植傷みのないように注意し、管理作業で根を傷つけないようにする。
(8) 排水を図り、多湿にならないようにする。

4.写真