果樹のカメムシ類に
注意しましょう!


 
 本年は、全国的に果樹のカメムシ類の越冬量が例年に比べて多いことから、今後、越冬成虫の果樹園への飛来増加が予想されます。
また、餌となるスギ、ヒノキ等の球果が本年は例年に比べかなり少なくなると予想され、夏以降に新成虫の果樹園への大量飛来が予想
されます。
 府内の予察調査等では、まだ発生は多くありませんが、今後、気温の上昇とともにカメムシ類の活動が活発になりますので、十分に注意してください。

 ○果樹のカメムシ類の生態
  
  ・果樹を加害する主要なカメムシ類には、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシがいる。
  ・主な増殖場所は、スギやヒノキ等の山林で、餌となる球果が不足すると果樹園に飛来し、果樹の果実を吸汁し落果や奇形果等の被害が   発生する。
  ・もも、うめ等の核果類、なし、かき、かんきつ等で被害が大きい。多発するとぶどうでも被害を受けることがある。

 ○対策について
  ・カメムシ類の活動が活発になる夕方に園内を見回り、発生を確認したら速やかに薬剤散布を行う。
  ・果樹園全体に目合い4㎜以下のネットをかけ、カメムシ類の侵入を阻止する。
  ・黄色蛍光灯を設置し夜間に点灯してカメムシ類の侵入を防ぐ。
  ・ももやなしでは袋かけにより被害を軽減できるが、果実が肥大し袋と果実が密着すると袋の上から吸汁されることがあるので注意する。

 
 *別紙1(農林水産省作成 防除指導者向け資料PDFファイル)、別紙2(生産者向け資料PDFファイル)も参考にしてください。


◎防除薬剤については、
  ●Web版大阪府病害虫防除指針(http://www.jppn.ne.jp/osaka/)
  ●農林水産消費安全技術センター 農薬登録情報検索システム
   (http://www.acis.famic.go.jp/searchF/vtllm000.html)
   にて確認してください。
                                                              

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